ばんどう知子

上尾市議会議員のばんどうともこです。

文教経済常任委員会の所管事務調査にて深谷市の【アプローチルーム】について花園小学校にて視察させていただきました。

現地までは、電車で行きましたが初めて秩父鉄道に乗りました♪

小前田駅で下車し、深谷市の公用車で花園小学校まで送迎してくださいました。

学校教育課の元教員だった職員さんが、不登校児童が増えている背景などの説明やアプローチルームの役割などについて、学校の授業のようにわかりやすく説明してくださいました。

不登校になる理由は、本当に様々な理由がありますが、子ども達の気持ちに寄り添う事が何より大切ですよね。

【アプローチルーム】は、不登校になる一歩手前で支援をし、子ども達が学校に行ける重要な対策だと感じました。

アプローチルームも視察させていただきました。

元々、パソコンルームだった部屋をアプローチルームとして使用しているようです。

とても広い教室でしたが、仕切りなどもあり、居心地の良い環境だと感じました。

児童もいましたので、全体は写していません。

この日は4年生が漢字ドリルの勉強をしていました。

【アプローチルーム】には教員を定年退職された方や教員免許を持ち、短時間で働きたいと言う方が支援員をされています。

勤務形態は
週4日 1日5時間

支援員の方にお話を伺いました。

働き方としてどうですか?
『年金をもらっているので多くは働けないし、退職した後の働き方としてとても良いです。』

教員免許を持つ方のサポートが必要ですか?
『そうですね、元教員だからこそ、子ども達の不安な気持ちや勉強の対応ができてると思います』

と、元教員だった事で、学習の支援もできると事も重要だと感じましたし、『教室へ戻る事を勧めるのではなく、心の支援を何より重要視してます』とも話されていました。

深谷市では小中学校29校全てに教員免許を持つ支援員さんが配置されています。

国は【SSR(スペシャルサポートルーム)】の設置を各学校ヘ配置するよう、自治体ヘ要請して上尾市内の小中学校にもSSRは配置できているようです。
ですが、専属の支援員などの配置がなされていないのです。


上尾市内のSSRを実際使用した保護者の方から『SSRに行っても誰もいないからつまらないと子どもが言ってます』とSSRの実情をお聞きしたこともあります。

今回の視察は、教育部長含め3人の職員さんも同行してくださったので、教育委員会でも協議していただき、様々な理由で不登校になる子ども達が増えていく現状の中、上尾市でもSSRヘ支援員の配置を検討していただきたいと強く感じました

令和4年度までの上尾市内の状況です↓

深谷市の職員の皆さま、花園小学校の校長先生や職員の皆さまには、ご丁寧な対応、本当に感謝しております。

ありがとうございました。

視察に行った文教経済常任委員のメンバーと滝澤教育部長と記念撮影しました。↓


これまで視察した学校施設