ばんどう知子

上尾市議会議員のばんどうともこです。

上尾市の学童においては、『待機児童を出さない』という教育委員会の素晴らしい方針の下、NPO法人あげお学童クラブに運営を委託しています。

ですが、全校の学童において定員オーバーが常態化している状況であると言う事です。

7月9日に学童へ通う保護者の方からご相談があり7月13日に東町小学校学童の保護者会にて役員の方などから現状をお聞きしました。
8月1日に金澤さん津田さんと共に学童について 青少年課から状況説明を伺った後、あげお学童クラブ理事から課題についても伺いました。

その後8月6日に喫緊の課題を抱えている、東町小今泉小大石小の学童視察へ行ってきました。

東町小学校はプレハブ校舎にA.Bの学童があり
本年度、予想以上に児童数が増え、ひかわ幼稚園の空き部屋を急遽、学童施設として使わせていただいてるとの事です。

金澤さん津田さんと3人で学校からひかわ幼稚園まで歩いて行きましたが、『毎日通うとなれば、離れてて大変だよね、送迎する先生はもっと大変だね!』と3人とも意見は同じです。

大人徒歩9分 約600m

ひかわ幼稚園の空き部屋には水道が井戸水しか通っておらず、施設では手洗いのみできる状況でした。

手作りおやつの提供もできていません。


トイレは、施設外の少し離れた場所にあり、橋もあり雨風の強い時は特に大変だと言う事です。

東町小学校の敷地外にある第二学童も歩いて視察に行きました。施設は老朽化していますが、職員の方が補修しながら使われている事もお聞きしました。
こちらの学童も人数が多く、必要数のテーブルでこの状態です。

(子どもたちはこちらに寄ってきて、写ってない子がたくさんいます)

東町小学校のプレハブ校舎の学童A.Bは、元々学校の児童数が増え建設されたものです。
今後また、児童数が増えれば学校の校舎として使用する事も考えられます。

児童の保護者や職員の方が安心して見守れる施設の確保が必要だと思います。

プレハブ校舎の隣りに、老朽化で使用禁止の遊具がある場所があります。ここにプレハブ施設の新設を検討していただきたいです。また、学校校舎の裏側に、草や木が生い茂る敷地があります。この場所もプレハブ施設の建設は可能だと思います。

↑学校の敷地が、この状態で放置されてる事も問題だと思います。

続いて、今泉小学校の学童施設へ視察に行きました。


ここは、児童数の多さに驚きです。夏休みなので、これでも少ない方だという事です。

来年度は、今以上に児童数が増えるとの試算がされていて、施設確保が喫緊の課題だとお聞きしました。
近隣の空き施設などを探すにも限界があると感じます。


今泉小学校の敷地には、うさぎ小屋だった(現在は未使用)場所があります。草木が生い茂るこの場所↓も整備してプレハブ施設の建設は可能だと思います。

そして、大石小学校の第三学童の視察に行きました。
第三学童まで歩いて行きましたが…3人とも『まだ???』って何度も思うほど、学校からかなり遠い場所にあります。

大人でも歩いて15分かかり1kmほどあります。

日差しも強く、3人とも汗だくで往復しました。

1年生は12名の児童が通っているとの事で、職員の方は往復1時間近く送迎に費やすそうです。

施設のグラウンドは、広かったですが、整備が大変だともお聞きしました。

こんなに遠くの場所でないと学童施設として使用できる建物がないと言う事ですよね…。

大石小学校の第一学童施設(学校敷地内)の隣りには、大木がありますが、空き地があります。

第三学童の問題解決にも、学校敷地内にプレハブ施設を建設する事ではないでしょうか?

多くの学童施設が、民間施設を借りている状況です。家賃費用もかなりかかっているのではないでしょうか?

学童施設は学校敷地内にある事が望ましいと思いますし、プレハブ施設を新設する事により、解決できる学童もあると感じました。

「1つの学校に1つの学童」という縛りがあるともお聞きしましたが、共働きが増え、学童の利用が増え続ける中、このような縛りを緩和し、現状の問題を早期解決する事を1番に考えていただきたいです。

視察の際、児童数が増える一方で職員の方々も本当に大変な状況だと言う事がわかりました。

『待機児童を出さない』という上尾市の方針の下、全ての学童で定員オーバーが常態化している現状を改善して行く事は行政の責任であると思います。

9月の一般質問では、一緒に学童の視察をし、問題意識を共有している、健康福祉常任委員会所属の金澤さんと津田さんが追求してくれるとの事です。


これまで視察した学校施設