ばんどう知子

上尾市議会議員のばんどうともこです。

文教経済常任委員会の所管事務調査として
7月24日(水)に学校給食施設更新計画基本計画について教育委員会から説明がありました。

5月1日〜6月7日にかけて募集したパブリックコメントの公表を元に説明があるのかと思っていたのですが、集計ができていないとのことで件数のみの公表の中での説明でした。

公表した際は、また説明の機会を設けていただきたいと要望しました。

基本計画の内容は、やはり3つのセンター方式にする計画を勧めたいとの内容でした。

問)センター方式のコスト内容に、用地取得費が含まれていないのはなぜか?
答)市の所有する用地も検討。


☑具体的な返答はなく…用地取得については、課題も大きく費用面も重要課題だと思います。

問)センター方式により地産地消できなくなるのではないか?
答)葉物類は現在でも地産地消は難しい。センター方式になっても、地産地消できるようにする。例えば、夏休み中に野菜を地元農家さんから集めて、冷凍保存できるようにする。

☑この発想はとても良いと感じました。

問)炊飯設備の導入とあるが、現状との違いは?
答)小学校の白米は、業者に委託しているが、センター方式だと施設内に炊飯設備を設置する。(現在は味付けご飯の際は自校炊飯)

☑白米を炊くのに業者に委託していた事実に驚き、自校炊飯していただきたいと思いました。

問)調理室は災害時使えるのではないか?
答)災害時は、家庭科室を使う事になる。調理室は対象外である。

令和4年度の給食の満足度アンケートなどの結果から、自校方式が何より良いと思っていましたが、自校方式の小学校でも調理員さんの味付けや調理技術などにより異なる、つまり自校方式の小学校でもあまり美味しくないと感じている子もいると言う事を、実際市内の小学校に通う保護者の方の意見としてお聞きしました。

確かにそのような意見もわかりますし、調理員さんが不足していて負担が大きい場合もあります。(現場環境と労働対価が見合ってないので今後の人手不足は益々心配です)

もう一度、給食に関して学校毎にわかる感じでアンケート調査していただきたいなと思います。

また、各学校どなたでもいいので、1ヶ月分の給食の写真を撮り、ひと言感想を添えるなどして、実際の給食がどのような感じなのか知りたいなと思います。職員さんに口頭でお願いしてみましたが…何かやっていただけてるでしょうか?

全ての学校が自校方式ですと、現在エアコン未設備の悪環境の解決には時間がかかるとも感じています。
この状況を緩和していく事も重要な課題だと思います。

学校給食施設更新計画の素案において、センター方式1ヶ所、2ヶ所、3ヶ所…

もしくは自校方式の33ヶ所の場合のみの説明でした。

親子方式については、…全く説明がなく…

センター方式と自校方式だけの説明ですと極端すぎるのではないかと感じました。

親子方式ですと…建設基準法上「工場」となってしまうのですね…。

ですが、地域によっては【効率的な改善が行える】と言うことで、

学校施設更新計画に伴い、学校給食施設更新も考えているのなら…という視点からですと…【親子方式】も検討に入れてみてもいいのではないでしょうか?

例えば…【平方地区】

太平中学校と平方東小学校が小中学校施設一体型の学校施設更新計画が進んでいます。

平方東小学校以外に、平方小学校と平方北小学校の児童も太平中学校に進学します。

設置には…△(審査必須)/一種住居地域

と言うことですので、シミュレーションしてみてもいいのではないでしょうか?

【追加】

4校合わせても1,000人規模の施設となります。一方、3つのセンター式ですと6,000人規模の施設となります。

………

用地取得も必要ないですし、エアコン未設備の悪環境の早期改善も4校同時に解決すると思います。

この4校で【親子方式】の学校給食施設更新計画も考慮してみては?と…

9月の定例会で一般質問したいと思います。

学校給食施設についても、学校施設同様、一気に解決できるものではないですし…地域性に合わせて解決して行く事も検討していただきたいと思います。

市民の皆さまからのご意見もお聞かせください。